Excel TRUNC 関数で小数点以下を切り捨てる方法【数値関数】

ExcelのTRUNC関数は、数値の小数点以下を切り捨てるために使用される数値関数です。この関数を利用することで、小数点以下の桁数を簡単に制御することができます。本記事では、TRUNC関数の使い方と、その有用性について詳しく解説します。特に、データの加工や分析において、小数点以下の桁数を統一したい場合や、丸め誤差を回避したい場合に、この関数は非常に効果的です。また、TRUNC関数と類似の機能を持つ関数との違いも紹介し、どのような場面でTRUNC関数を選択すべきかについても触れていきます。

Excel TRUNC関数の使い方と小数点以下の切り捨て方法

ExcelのTRUNC関数は、数値の小数点以下を切り捨てるための便利な関数です。この関数を使うことで、数値を 整数 部分だけを残して、小数点以下の部分を簡単に切り捨てることができます。以下に、TRUNC関数の使い方とその詳細について説明していきます。

TRUNC関数の基本的な使い方

TRUNC関数の書式は次のとおりです。 =TRUNC(数値, [桁数]) ここで、数値は切り捨てたい数値を指定し、桁数はオプションで、切り捨てたい小数点以下の桁数を指定します。桁数を省略した場合は、 整数 部分だけを残して小数点以下をすべて切り捨てます。

数値桁数結果
3.1415923.14
-2.718280-2

負の桁数を指定して整数部分を切り捨てる

TRUNC関数では、桁数に負の値を指定することで、 整数 部分を切り捨てることができます。例えば、桁数に-1を指定すると、 整数 部分の1の位を切り捨てます。

数値桁数結果
1234.56-21200
-987.65-1-990

TRUNC関数とROUND関数の違い

TRUNC関数は、小数点以下を切り捨てるだけで、四捨五入は行いません。一方、ROUND関数は、小数点以下を指定した桁数で四捨五入します。

関数数値桁数結果
TRUNC3.903
ROUND3.904

TRUNC関数を使って日付や時刻を切り捨てる

TRUNC関数は、日付や時刻を表す数値に対しても適用できます。例えば、時刻から分や秒を切り捨てたり、日付から時刻を切り捨てたりすることができます。

数値桁数結果
2023/6/1 12:34:5602023/6/1 0:00:00

TRUNC関数の注意点

TRUNC関数を使う際には、以下の点に注意してください。

  • 桁数を大きくしすぎると、元の数値が失われることがあります。
  • 負の数値に対してTRUNC関数を適用すると、切り捨ての方向が変わることに注意してください。

以上が、ExcelのTRUNC関数で小数点以下を切り捨てる方法と、その関連する情報です。TRUNC関数を上手に使いこなして、Excelでのデータ処理を効率化しましょう。

Rounddown関数で小数点以下を切り捨てするには?

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Rounddown関数の使い方

ExcelのRounddown関数は、数値の小数点以下を切り捨てるために使用します。この関数を使うことで、指定した桁数で切り捨てた値を得ることができます。

  1. 関数の構文: =ROUNDDOWN(数値, 切り捨てする位)
  2. 数値: 切り捨てたい数値を指定します。
  3. 切り捨てする位: 小数点以下で切り捨てたい位を指定します。0の場合は整数部分のみ返されます。

Rounddown関数の具体的な使い方

例えば、3.14159を小数点以下2桁で切り捨てたい場合、以下のようにします。

  1. セルに =ROUNDDOWN(3.14159, 2) と入力します。
  2. Enterキーを押すと、3.14と表示されます。
  3. 小数点以下を完全に切り捨てたい場合は、=ROUNDDOWN(3.14159, 0) とします。この場合、3と表示されます。

Rounddown関数と似た他の関数

Excelには、Rounddown関数以外にも似たような関数があります。

  1. ROUNDUP関数: 小数点以下を切り上げることができます。
  2. ROUND関数: 小数点以下を四捨五入します。
  3. MROUND関数: 指定した倍数に丸めます。

エクセルで小数点以下を切り捨てる関数は?

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エクセルで小数点以下を切り捨てる関数はINT関数です。INT関数は、与えられた数値の小数点以下を切り捨て、整数部分のみを返す関数です。

INT関数の使い方

INT関数は、次のような書式で使用します。

  1. =INT(数値)
  2. 例: =INT(3.7) → 3
  3. 例: =INT(-2.4) → -3

INT関数の注意点

INT関数を使用する際には、以下の点に注意してください。

  1. 負の数値の場合、切り捨て後の値は元の数値よりも小さくなります。
  2. 整数を引数に指定した場合、元の整数がそのまま返されます。
  3. 引数が数値でない場合、エラー値VALUE!が返されます。

INT関数の応用例

INT関数は、以下のような場面で応用できます。

  1. タイムスタンプから日付部分のみ抽出する。
  2. 小数点以下を切り捨てた値を元に四捨五入を行う。
  3. データのグループ化やカテゴリ分けを行う。

TRUNC関数は四捨五入ですか?

Excel ROUND img2

TRUNC関数は四捨五入ではありません。TRUNC関数は、数値を指定した桁数で切り捨てます。切り捨てとは、小数点以下の数字をすべて削除することです。一方、四捨五入は、小数点以下の数字を一定のルールに従って近似する方法です。

TRUNC関数の使い方

TRUNC関数は、Excelをはじめとする表計算ソフトでよく使われる関数です。この関数を使用することで、数値を指定した桁数で切り捨てることができます。

  1. TRUNC(数値, [桁数]) の形式で使用します。
  2. 数値には、切り捨てたい数値を指定します。
  3. 桁数はオプションで、切り捨てたい桁数を指定します。省略した場合、小数点以下をすべて切り捨てます。

TRUNC関数とROUND関数の違い

TRUNC関数とROUND関数はどちらも数値を処理する関数ですが、動作には大きな違いがあります。

  1. TRUNC関数は、指定した桁数で数値を切り捨てます。
  2. ROUND関数は、指定した桁数で数値を四捨五入します。
  3. 切り捨てと四捨五入の違いにより、同じ数値に対して適用した結果が異なることがあります。

TRUNC関数の使用例

TRUNC関数を使用することで、様々な場面で数値の切り捨てが行えます。以下は、TRUNC関数の使用例です。

  1. 価格の切り捨て: TRUNC(1234.56, -2) と入力すると、価格を100円単位で切り捨てた結果、1200円が返されます。
  2. 時間の切り捨て: TRUNC(3.7) と入力すると、3が返されます。これを時間に当てはめると、3時間37分を3時間に切り捨てることができます。
  3. 小数点以下の切り捨て: TRUNC(5.6789, 2) と入力すると、5.67が返されます。これにより、小数点以下2桁で切り捨てることができます。

INT関数は小数点以下を切り捨てますか?

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INT関数は、小数点以下を切り捨てます。ExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトでよく使用されるINT関数は、与えられた数値の整数部分のみを返す関数です。小数点以下の桁数に関わらず、INT関数は常に小数点以下を切り捨て、整数部分のみを返します。

INT関数の基本的な使い方

INT関数は、INT(数値)という形式で使用します。数値には、小数点以下の桁数を含む任意の数値を指定できます。INT関数は、指定された数値の整数部分のみを返します。

  1. INT(4.7)と入力すると、結果は4となります。
  2. INT(-2.3)と入力すると、結果は-3となります。負の数値の場合、 INT関数は小数点以下を切り捨てる前に、負の方向に切り上げを行います。
  3. INT(5)と入力すると、結果は5となります。すでに整数の場合は、そのままの値が返されます。

INT関数とROUND関数の違い

INT関数は常に小数点以下を切り捨てるのに対し、ROUND関数は、指定された桁数で四捨五入を行います。

  1. INT(3.7)の結果は3ですが、ROUND(3.7, 0)の結果は4となります。
  2. INT(-2.3)の結果は-3ですが、ROUND(-2.3, 0)の結果は-2となります。
  3. 小数点以下を切り捨てるだけであれば、INT関数を使用します。四捨五入が必要な場合は、ROUND関数を使用します。

INT関数の応用例

INT関数は、日付や時間の計算、価格の切り捨て、在庫管理など、さまざまなシーンで使用できます。

  1. 日付や時間の計算で、小数点以下の時間を切り捨てるために使用します。例えば、INT(A1)と入力すると、A1セルに格納された日付や時間の整数部分のみを返します。
  2. 価格の切り捨てに使用できます。例えば、INT(B1)と入力すると、B1セルに格納された価格の小数点以下を切り捨て、整数部分のみを返します。
  3. 在庫管理で、商品の数量を整数に切り捨てるために使用できます。例えば、INT(C1)と入力すると、C1セルに格納された商品の数量の小数点以下を切り捨て、整数部分のみを返します。

詳細情報

ExcelのTRUNC関数とは何ですか?

ExcelのTRUNC関数は、数値の小数点以下を切り捨てるための関数です。この関数を使用することで、数値の整数部分のみを取得することができます。たとえば、TRUNC(3.14159)と入力すると、結果は3になります。切り捨てられる桁数を指定することも可能で、例えばTRUNC(3.14159, 2)と入力すると、結果は3.14になります。

TRUNC関数とROUND関数の違いは何ですか?

TRUNC関数ROUND関数の主な違いは、TRUNC関数が小数点以下を切り捨てるのに対して、ROUND関数は小数点以下を四捨五入することです。例えば、TRUNC(3.9)の結果は3になりますが、ROUND(3.9, 0)の結果は4になります。切り捨て桁を指定しない場合、TRUNC関数は常に整数部分のみを返しますが、ROUND関数は最も近い整数を返します。

TRUNC関数を使って小数点以下を切り上げる方法はありますか?

TRUNC関数自体は小数点以下を切り上げる機能はありませんが、TRUNC関数CEILING関数を組み合わせることで、小数点以下を切り上げることが可能です。CEILING関数は、指定した刻み幅に従って数値を切り上げます。たとえば、TRUNC(3.14159) + (CEILING(3.14159, 1) – TRUNC(3.14159))と入力すると、結果は4になります。

TRUNC関数を使用する際の注意点は何ですか?

TRUNC関数を使用する際には、負の数値を扱う場合に注意が必要です。TRUNC関数は負の数値に対しても小数点以下を切り捨てますが、結果は元の数値よりも大きくなります。例えば、TRUNC(-3.9)の結果は-3になります。また、切り捨て桁を指定する場合、切り捨て桁が負の値の場合は、整数部分も切り捨てられることがあります。例えば、TRUNC(1234.56, -2)の結果は1200になります。

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